WWDC17開催直前!今までのiOS の歴史を振り返ってみる #WWDC17
はじめに
2017年6月5日のAM10時(日本時間は、6月6日AM2時)からWWDC17が開催されます。弊社からも、AKIBA.swiftを運営している、ダンボー田中こと田中賢治とコーメイ田中こと田中孝明が参加しています。明日の開催前に今までのiOSの歴史をまとめてみました。本記事は以前書いたこちらの記事を改訂、追記しております。
iOSの歴史
iPhone OS(OS X iPhone)
- 配布日:2007/6/29
- 主な特徴(製品)
- 電話機能
- メール機能
- デスクトップPCにも劣らないブラウザを装備してのインターネット
- 高性能なタッチスクリーン
- Googleマップ
iPhone OS 2
App Storeが提供されたのがこのバージョンの大きな特徴です。またSDKが提供され、開発者がApp Storeにアプリケーションをリリースできるようになりました。日本では、ソフトバンクからiPhoneが発売されたので、アーリーアダプターの方がiPhoneを購入し始めたののもこの時期です。
- 配布日:2008/7/11
- 主な特徴(製品)
- App Store搭載
- ソフトバンクからiPhone OS 2が搭載されたiPhone 3Gが発売
- 主な特徴(開発)
- SDKが提供され、サードパーティー製のアプリが作成可能になった(App Storeで配布可能)
iPhone OS 3
iPhone 3Gの後継である、iPhone 3GSに搭載されたOSになります。日本で爆発的にiPhoneが流行したのもこの時期からになります。今でこそスマホでPush通知は当たり前ですが、Push通知ができるようになったのも、iPhone OS 3からになります。
- 配布日:2009/6/17(日本時間は18日)
- 主な特徴(製品)
- Spotlight
- テキストや画像のカットやコピー&ペースト
- 主な特徴(開発)
- サードパーティのアプリケーションから音楽ライブラリへのアクセス、周辺機器のコントロールが可能になった
- アプリケーションからのプッシュ型通知機能(Push Notification Service)が可能になった
iOS 4
- 配布日:2010/6/21(日本時間は22日)
- 主な特徴
- マルチタスキング
- FaceTime
- フォルダ機能
- iBooks
- iTunes搭載PCからのアップデート
- Retinaディスプレイサポート
- 主な特徴(開発)
- オーディオ、位置情報通知のバックグラウンド動作サポート
- Game Center用APIのGameKitが提供された
- AssetsLibraryを利用して、フォトライブラリ内の全データを取得できるようになった
iOS 5
iOS 5からついにiTunesを利用せずに本体のみでアップデートできることが可能になりました。また音声認識アシスタントのSiriが搭載され、Siriにくだらない質問をするユーザーがいた事も記憶にあたらしいです。また開発としてはStoryboradを使えるようになりました。
- 配布日:2011/10/12(日本時間は13日)
- 主な特徴(製品)
- Siri
- 通知センター
- iCloudと連携
- iTunesを経由せず直接アップデート可能
- Twitter連携
- 緊急地震速報への対応
- 主な特徴(開発)
- Storyboardを利用できるようになった。iOS 5.0(Xcode 4.2)から
- ARC対応
- 顔検出APIが利用できるようになった
iOS 6
- 配布日:2012/9/19(日本時間は20日)
- 主な特徴
- Apple製のMapアプリ
- Passbook
- Facebook連携
- 主な特徴(開発)
- 「制約」ベースのレイアウトシステムAuto Layoutが利用できるようになった
iOS 7
iOS 7の特徴といえば、なんといっても今までのスキュモーフィズムからフラットデザインへの変更でしょう。また、今まで設定画面からしかできなかったWi-Fiの切り替えがコントロールセンターから行えるようになり、より便利になりました。細かい内容は、iOS 7特集を参考にして下さい
- 配布日:2013/9/18(日本時間は19日)
- 主な特徴
- フラットデザイン
- コントロールセンター
- AirDrop
- 主な特徴(開発)
- 64bitのサポートされる
- 2Dゲームを作成するためのフレームワークSprite Kitが提供される
- 領域観測サービス「iBeacon」
iOS 8
iOS 8では、連携機能や共有機能をより強化し、全世界AppleユーザーにしようとしているAppleの意気込みが伺えます。PhotoKit、HomeKit、HealthKit、CloudKitなどサードパーティの開発者がより色々な機能を提供できるようになりました。今は当たり前に利用しているTouch IDが導入されたのもiOS 8からです。細かい内容は、iOS 8特集を参考にして下さい
- 配布日:2014/9/17(日本時間は18日)
- 主な特徴
- ファミリー共有機能
- iCloud Driveとの連携
- Macとの連携
- Apple Music ※8.4から
- 主な特徴(開発)
- Swiftの発表
- Touch ID
- PhotoKit
- HealthKit
- HomeKit
iOS 9
- 配布日:2015/9/16(日本時間は17日)
- 主な特徴
- Siriの機能向上
- 各種アプリ(メモ、地図、Safari)が刷新
- 3D Touch対応
- Passbookが「Wallet」に改名された
- 主な特徴(開発)
- NAT64対応
- ATS対応
- Swift 2.0
iOS 10
- 配布日:2016/9/13(日本時間は14日)
- 主な特徴
- Apple Payの日本対応
- 純正アプリ(マップ、メール等)が削除可能
- メッセージアプリが大幅に刷新されスタンプなど利用可能になった
- 主な特徴(開発)
- ユーザーデータへのアクセスするための目的が変更
- SiriKit
- Swift 3.0
まとめ
正直なところ、ここ最近のWWDCでは、開発者が驚くような発表が少なかったかなと思っていますが、このスケジュールのタイトルを見ると期待したくなるタイトルばかりです。iOSが発売されて10年目になりますが、今年はiOSの集大成の発表があると期待して、日本から夜中ですがWWDCに参加したいと思ってます。
日本時間の6月6日のAM2時からライブストリーミングでも見れますので是非!ライブストリーミングはこちらから